【第5回】ソーシャルスキル
2010年3月6日(土曜日)、四谷学院四谷校にて55段階療育プログラム講座の第5回スクーリングを開催いたしました。今回は、武蔵野東教育センター副所長の計野浩一郎先生に「ソーシャルスキル」というテーマでご講演いただきました。
ソーシャルスキル(social skills)は、対人関係や社会生活をしていくために必要な技能を指しますが、例えば集団行動のためには対人マナーを身につける必要がある、コミュニケーションの第一歩は人の名前を知ることであるなど、それぞれのスキルにおいて重要な点を基本から分かりやすく教えていただくことができました。 また、食事ではマナーと同時にお箸などの使い方の両方が求められるといった例から、ソーシャルスキルだけでなく、生活スキルも同時に身につけていくことが必要であるということに気づかせていただきました。
計野先生の豊富なご指導経験を踏まえたお話は、その日からすぐにお子様への働きかけに活かせることも多く、参加された皆様はメモを取りながら大変熱心にお聞きになっていらっしゃいました。
スクーリングの様子
ご講演いただいた武蔵野東教育センターの計野先生。ソーシャルスキルを身につけさせるためには、まずはそれぞれのお子さんの認知特性や取り巻く環境、考え方などを把握することが大切であるということを教えていただきました。
そして、実際に教える際に重要なポイントを参加された方々のお子様の様子などを踏まえてお話いただくことができました。
「コミュニケーションは言語が20%で非言語(表情やジェスチャーなど)が80%」と言われているほど、非言語は他の人とコミュニケーションを取る上で重要です。ジェスチャーという身体表現をどのように教えていくのか、小さいときに特に身につけておきたいジェスチャーは何かといったことを、具体的な例とともにお話くださいました。
「集団行動や集団参加ができるためには、その集団のルールを守れることが大切」と話す計野先生。「子どもにとって一番身近な集団は家族。まずは家庭でもルールを決めて、ルールは守らなければならないということを教えていきましょう。」というお話に、参加された方は皆さん大きくうなずかれていました。
ソーシャルスキル学習は実際の場面で学習することも重要ですが、プリントで取り出し学習ができることもあります。
例を見ながら、それぞれのプリントで学習する内容や目的、どのように指導するのかなども、一つひとつ丁寧に教えていただくことができました。
参加した方の感想
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■家庭で日常生活を通して親が教えられることがたくさんあること、また、その具体的な方法を教えていただくことができ、ありがたく思いました。(I.A様 栃木県 お子様の年齢4歳)
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■まだ子どもの年齢を考えると先のテーマであると思いながら聞いていましたが、今後の子どもに対する取り組み方の参考になりました。(D.K様 埼玉県 お子様の年齢3歳)
- ■ソーシャルスキルを教えるにあたって、どのような点に留意すれば良いかという点が参考になりました。個々の懸念事項についても教えていただき、大変参考になりました。(K.M様 栃木県 お子様の年齢4歳)
四谷学院55段階療育プログラム担当:関口よりひとこと
今回は『ソーシャルスキル』という大きなテーマで計野先生にお話をいただきました。ソーシャルスキルというと、社会性やコミュニケーション、マナーといったことを思い浮かべますが、基本的な生活スキルとともに身につけることも大切であるということを教えていただき、非常に参考になりました。また、社会性やコミュニケーション、マナーの中で具体的には何が大切なのか、それをどのように教えていくべきか、教える際に意識すべきことは何か、といったことについて、参加された皆様のお子様のことなども踏まえて、わかりやすい事例で教えていただきましたので、ご家庭での働きかけにも早速活かしていただけるのではと感じました。次回以降も、皆様がぜひ聴いてみたいと思っていただけるようなテーマで開催したいと考えております。ぜひ参加をご検討いただければと思います。
その他スクーリングレポートはこちら → 第1回 第2回 第3回 第4回 第5回