適性試験は失敗すると挽回が困難ですから、しっかり対策しなければならないことは言うまでもありません。しかし、問題集や予備校の答案練習会は、品質がまちまちで、出題者による問題の偏りがどうしても生じてしまうため、本試験の傾向に即していないものが多くみられます。「こんな問題、出るわけがない」と思いながら模試や答案練習会に臨むのは、時間の無駄以外の何物でもありません。
大学入試の鉄則は「満点をねらうのでなく、合格点をねらえ」ですが、適性試験に関してもまさしくこの鉄則が当てはまります。見たことのない問題が1問でも出るのを恐れてむやみに量をこなすのではなく、どのような問題でも対処できる地力を身につけて確実に合格点を目指すのが、対策の本質です。
そのためには、良問を選んで一問一問じっくり取り組み、思考の枠組み、解法パターンを身につけることです。その上で過去問を繰り返し解けば、解答スピードが自然と上がっていきます。
本講座を編集する上で最も重視したのは、試験で確実に点が取れる技術です。本番の試験で使いこなせないような高度なテクニックや、時間がかかる解法を排除して、初級〜中級者の方でも実際に「使える」教材を目指しました。そのために、問題作成の段階から、資格スクール講師や難関法科大学院合格者はもちろん、工学博士や全くの初心者も含めてヒアリングや討論、モニタリングを繰り返した上で、適性試験対策のプロが全問題を作成しています。作成にあたっては、大学入試の分析経験も大いに役立ち、選択肢の吟味のテクニックなどは独自の視点を提供できたと自負しています。その結果、全く予備知識を前提とせず分かりやすさを追求しながらも、本試験に迫るクオリティの教材に仕上がったのではないかと考えています。
講義DVDについても、画面の見やすさやスピード等を徹底的に検証した苦心の作です。教材の隅々に込められた私たちの思いを生かして、ぜひ法科大学院合格を勝ち取ってもらえればと思います。